FIA、ロシア人選手への規制を強化するも、ドライバーの禁止には至らず

F1 News

FIAは、ウクライナへの侵攻を受けたロシアのドライバーが国際的なモータースポーツイベントに引き続き参加できることを確認した。

ロシア・ベラルーシの国旗、シンボルなどは表示NG

ウクライナのモータースポーツ連盟は今週初め、6日前の戦争勃発を受けて、ロシアからの競技者に制限を課すようスポーツの統括団体に要請した。
FIA世界モータースポーツ評議会は本日、臨時会合でこの問題について議論した。その後、FIAは声明の中で、ロシアの競技者が国際的なモータースポーツに参加できるのは、そのスポーツの統括団体の旗の下、中立的な立場で参加する場合に限られることを確認した。

また、ロシアによる侵略を助長したベラルーシのドライバーも同様である。この2カ国出身の競技者は、「追って通知があるまで、FIAの平和と政治的中立の原則に特定のコミットメントと遵守」を求められることになる。

またFIAは、両国のシンボル、色、旗を競技者のユニフォーム、装備、車両に表示してはならないことを確認した。

マゼピンは引き続き参戦できる

FIAの発表により、ハースF1ドライバーのニキータ・マゼピンは引き続き同シリーズに参戦できることになった。FIAの発表を受けて、ハースはコメントを控えている。

ロシアGPは開催せず

今年はロシアでのF1レースは開催されません
10年前にFIAを正式に承認した国際オリンピック委員会は、昨日、ロシアとベラルーシの選手を競技会から締め出すよう勧告した。
FIAはまた、追って通知があるまでロシアとベラルーシで国際的なイベントが開催しないとしている。
9月に開催される予定だったロシアGPの中止は、「不可抗力という理由」で開催しないことになった。

FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、「ウクライナ自動車連盟(FAU)のレオニード・コスチュチェンコ会長とFIAファミリーに連帯している」と述べた。

「今日取られた措置は、ウクライナにおけるFAUの権威を認めるものであり、最近国際オリンピック委員会が行った勧告にも沿うものである。我々は会員と積極的に話し合い、彼らが困っているときに思いやりと支援を提供し続ける。我々は、彼らの耐え難い苦難が平和的に解決されることを心から願っています。」とコメントした。

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